「短期賃貸物件」といえば、昔からあるレオパレス21は有名ですが最近ではほかの不動産会社でも取り扱っていて、全国どこでも利用できます。
短期賃貸物件の中には家具や家電が完備されているものもあり、今すぐ引っ越ししても、なんの支障もなく日常生活を営めます。
短期の出張が多い人にとっては引っ越しする際にかかる初期費用が抑えられる家具付きの物件。
メリットが多いように感じるかもしれませんが「家賃が高いのではないか」「家具が壊れやすいのではないか」などの不安がある人も少なくありません。
そこで今回の記事では、家具家電付きの賃貸物件に住むメリット・デメリットについて紹介していきます。
短期賃貸の定義とは
短期賃貸とは30〜100日の短い滞在でも契約可能な賃貸物件です。
ウィークリーマンションやマンスリーマンションという名称で知られていて、短い期間に滞在する場所を探している方向けの物件です。
家具、家電付きで敷金礼金などの初期費用が不要なので、費用を抑えて短期間お部屋に滞在したい人にはメリットの多い物件です。
100日以上、滞在したい人はマンスリープランの物件を探してみてはいかがでしょうか。
短期賃貸が必要になるケースとは
少ない荷物で入居でき、気軽に引っ越しできるところが魅力的な短期賃貸。
「一般的な賃貸物件では、初期費用や入居手続きに時間がかかる」「ホテル住まいだと高くなってしまう」といった人におすすめの物件です。
ここでは、短期賃貸を利用する人の具体的な活用方法をご紹介します。
建て替えやリフォーム
家の建て替えをした人が「一番大変だったのは、実は仮住まいを探すこと」と言うことは珍しくありません。それほど、短期間で借りられる物件が少ないのです。
賃貸物件は、基本的に2年契約のため、多くの家主は「短くても半年から1年住んでほしい」というのが本音。
短期間で入居者が入れ替わると鍵の交換や、現状復旧作業などに労力や時間がかかるので、短期間での契約を避けたいと考えています。
一方、短期滞在者向けの賃貸を探せば、多くの物件の中から部屋を選べます。
短期賃貸は、敷金・礼金がかからない物件が多いので、建て替えやリフォームする期間だけ利用する人に人気の物件です。
住み替え
もともと所有している不動産を売却して新居を購入する場合、仮住まいが必要です。
このような「売り先行」の場合、元の家を売却してから新居を購入します。
そのため引き渡しのタイミングで新居を購入していなかったり、受け渡しが間に合わなかったりする場合において、仮住まいの住居が必要となります。そのため、家具家電付きの賃貸物件に一時的に住む人も多いです。
立ち退き
建物の老朽化による強度不足や、貸主の都合で住まいの立ち退きを求められることがあります。
立ち退きする日までに次に住む場所を決められなかった人の中には、物件を探す期間、短期賃貸に住む人ケースも見られます。
転勤
転勤が多い人に人気なのがマンスリーマンションです。
大規模な引っ越しをするとなると不用品の処分や家具家電を次の赴任先に移動させるための手続きなどが必要になるので、引っ越し費用が高くなります。
転勤先が近場であれば、内観して住む場所を決められますが、遠方に赴任する場合、時間や交通費をかけて賃貸物件を探さなければいけません。
また、物件を見つけた後も、入居審査や保証人の選定があるため、手続きに時間を要します。
一方、マンスリーマンションなら、入居までの手続きが簡単です。
部屋に空きがあれば、全ての手続きがオンラインや郵送で完結するだけでなく、法人契約できる場合もあります。
会社側が物件探しから契約手続きまで行えるので、転勤者の負担を軽減できるのもメリットの一つです。
企業研修
会社によっては、定期的にオフィス外で研修やトレーニングを行います。
2〜4日程度の短期集中型の研修では、研修スペースが備わった施設で過ごす場合が多いです。
一方、頻繁に研修を行なっている会社の場合、その度に部屋を抑えるのに手間がかかり割高になってしまいます。
ホテルを利用するよりも安くコストを抑えて研修したい会社に人気なのがマンスリーマンションです。
会社側で長期で部屋を借り、研修対象の社員を都度入れ替えることで効率化をしている法人もあるようです。
宿泊を伴う企業研修となると、常に集団行動している中で知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまいます。
家具家電付きの短期賃貸なら自炊することも可能なので、普段の生活と同じように生活でき、研修を受ける社員の疲労が軽減されます。
ホテルよりもコストがかからないことから、研修に短期賃貸としてマンスリーマンションを利用する企業も増えています。
転職活動
転職先が決まって内定通知書が出る前の期間、ウィークリーマンションやマンスリーマンションに住む人も珍しくありません。
最近では、会社を辞めた後、地方やUIターンしたい人や、郊外に住みたい人が増えています。
一方、土地勘のない場所に急に引っ越しすると、「自分の思い描いていたライフスタイルと全然違った」と後悔する人もいます。
転職したいエリアが決まっている人は、その場所に短期賃貸を借りて転職活動すると住む場所におけるミスマッチが防げるでしょう。
コロナ対応
新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、海外からの帰国者などをホテルなどで指定の日数の間、隔離するルールがあります。
自主隔離先としてホテルを選択する人も多いですが、生活に最低限必要なキッチンや家具がそろっているマンスリー(ウイークリー)マンションを選択する人も珍しくありません。
オプション料金を払えば、シーツ類の交換や清掃代行サービスを行うマンションもあるので、より快適に過ごせるでしょう。
家具家電付き賃貸のメリット
家具家電付きの賃貸に住むメリットは、何といっても初期費用が抑えられる点です。
家具や家電を一式そろえるとなると数十万円もかかってしまいます。
家具付き賃貸に住むなら一人暮らしの場合は、衣類や小物をスーツケースで移動させるだけで引っ越しが完了するので、気軽に引っ越しできます。
引っ越し費用と家具家電購入費を抑えることが家具家電付きの賃貸の一番のメリットと言えるでしょう。
また、セキュリティー面においても安全性が高い点もマンスリーマンションのメリットです。
短期間に契約者が変わるマンスリーマンションでは、暗証番号によるロックシステムを導入しているところも多く、部外者が簡単に入室できない仕組みとなっています。
警備会社と契約している物件もあるので、何かトラブルがあってもすぐに対応してもらえるでしょう。
家具家電付き賃貸のデメリット
一方、デメリットとしては、家具家電付きの物件は一般的な物件よりも家賃が割高という点です。
生活必需品が全てそろっていてセキュリティー面も強いことから、家賃が高いのは仕方ないとはいえ、月々の固定費が高くなってしまいます。
また、インテリアにこだわりが強い人は、家具家電付きの物件には不向きかもしれません。
家具だけで決めないで!短期賃貸を借りる前にチェックすべき3つのポイント
家具や家電が備わっていて初期費用が安く済む家具家電付きの物件。
短期滞在なら一般的な賃貸と比べて安く住めると思う人も多いですが、物件によっては家賃以外にも支払わなければいけないケースがあります。
ここでは、家具家電付きの物件を選ぶ上で事前にチェックすべき3つのポイントについて紹介します。
入居前に内覧できない物件が多い
一般的な賃貸物件は実際に物件を見た後で契約しますが、短期賃貸の場合は他の人が滞在していることもあり、希望通り内覧できません。
そのため、インターネット上に公開されている間取りをしっかりチェックして、疑問点は契約する前にスタッフに確認しておくことが大事です。
入居前に現地を下見しない場合は、GoogleMapなどでマンションの周辺状況を見ておき、生活を送る上で必要なスーパーやドラッグストア、病院などがあるかどうか調べるのもおすすめです。
事前にどんな家具が完備されているのか確認
家具家電付きの物件は、生活に必要なものが全て完備されていますが、具体的に何が置かれているのかはその物件によります。
たとえば、寝具は衛生面の観点から入居者に準備してもらう物件もあります。
また、トイレットペーパーや洗剤などの消耗品を不動産会社が用意してくれるケースもあります。
気になる物件があれば入居する前にどんな家具が備わっているか不動産会社に確認しておくと良いでしょう。
家賃以外にかかる費用
敷金、礼金、仲介手数料といった初期費用がない短期賃貸ですが、家賃以外にかかる費用があるのも事前に知っておきたい点です。
短期賃貸でかかる可能性がある費用は下記の通りです。
- 水道光熱費
- 退去後の清掃費
- 管理費
- 共益費
- 各種保険料
- 手数料
- 鍵交換費用
- 布団のレンタルなどのオプション費用
- インターネットの通信費
家賃以外にかかる費用は物件によって異なるため、入居前にチェックしておきましょう。
本当にその契約が最適ですか?
友人宅、民泊、ビジネスホテル、マンスリーマンション、短期賃貸物件など比較必須。
単身赴任や出張、就職活動などの理由から短期滞在先を探してみるとホテルやマンスリーマンションなどのさまざまな選択肢があります。
そこで気になるのが「どの滞在先が一番お得で利便性が高いのか」ということではないでしょうか。
ここでは、短期滞在先として選択肢にあげられる「友人宅」「民泊」「ビジネスホテル」「マンスリーマンション」のそれぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
友人宅
滞在費を一番節約できるのは、何といっても友人の自宅に一定期間滞在することです。
一方、友人宅に長居することで普段の生活以上に水道光熱費を相手に負担させてしまうほか、相手の生活ルールに反してしまい、場合によっては関係性が壊れてしまうことも考えられます。
どんなに仲のよい友人でも、一緒に生活すれば今までと違った点が見えてきます。
相手が綺麗好きでこだわりが強い場合は、少しでも普段と違う汚れが付いてしまった場合、ストレスを与えてしまいます。
民泊
民泊とは、一言で表すと一般の民家に泊まることです。ホームステイとは違い、留守にしている家や空き家を借りるケースが多く、英語では「バケーション・レンタル」と言われています。
最近では空き家の有効活用として、民泊サービスを開始する人も多く、現地の人のように生活できると人気を集めています。
マンスリーマンションと違って、定期建物賃貸借契約が不要なので、1日単位から滞在可能となります。
一方、滞在先によっては、衛生面に問題があったり近隣住民とのトラブルが発生してしまったりする可能性があります。
長期の民泊を考えている人は、初めから長期滞在するのではなく試しに1日程度宿泊してみるのがおすすめです。
ビジネスホテル
ビジネスホテルは駅から近い立地のところも多く、短期滞在した場合において他のエリアへの移動もしやすくて利便性が高いです。
滞在したいと思った時にインターネットから気軽に予約できる手軽さもあります。
一方、施設によってはキッチンがなく、宿泊する上で必要最低限の設備しか整っていない場合があります。
また、門限があるため、必然的に行動が制限されてしまいます。
キッチンが備わっていない部屋だと滞在期間中は外食に頼らざるを得ないので、出費が増えてしまうかもしれません。
マンスリーマンション
家具や家電がついているマンスリーマンションでの滞在は、普段と同じような生活を営めるという点が最大のメリットと言えるでしょう。
一般的な賃貸マンションと同じように自由に出入りできるので、門限に縛られることなく生活できます。
毎日、不特定多数の人が出入りするビジネスホテルとは違って、セキュリティー面においても安心して生活できます。
マンスリーマンションは入居時に身分証明書や連帯保証人のコピーを求めることもあるので、これらをクリアした人でないと住めません。
入居審査のないビジネスホテルに短期滞在するよりは安全性が高いと言えるでしょう。
家具はレンタルした方が、自分の生活にあったものが手に入るかも?
「引っ越ししても、すぐに次の赴任先に転勤になるか分からないからなるべく家具を買いたくない」という方にオススメなのは、家具家電のレンタルサービスです。
生活に必要な家具を揃えられて、2年以内の短期利用であれば、購入するよりも安くなるケースが多く、無駄がありません。
レンタルサービス業者によって特色があり、レンタル料金が安かったり、人気ブランドのおしゃれな家電や家具を貸し出してもいるので、自分に合ったサービスを提供している業者を選べます。
また、新品の家具を購入して、不要になった場合でもメルカリやジモティーなどのフリマサイトを活用して販売するのもおすすめです。
家具や家電の状態が良く、説明書や箱があれば、良品として販売できるので、購入価格の何割かは自分の手に戻ってくるでしょう。
マンスリーマンションを探すならユニオンマンスリーがおすすめ
家の建て替えや短期出張など一時的に滞在できる部屋を探している方にとって、初期費用のかからない家具家電付きのマンスリーマンションはメリットの多い選択です。
ユニオンマンスリーなら賃料、共益費、清掃費のみで余計な費用はありませんし、全室家具・家電付き。もちろん礼金、敷金、退去時の費用も不要です。
さらに出張などが急に延長になったとしても、次の入居者がいなければ1日から簡単に再契約が可能です。他にも下記のようなおすすめポイントがあります。
セキュリティーも安心
ビジネスホテルなどのように不特定多数の人が出入りしないので、セキュリティー面においても安全性が高く、安心して過ごせるでしょう。
簡単に移動できる!家電も自分が好きなものを選べる
ユニオンマンスリーは、都内最大級の物件数(約1,000箇所3,000室)の中から最適な物件を選べます。
全室家具・家電付きなので、必要最小限のものをスーツケースに入れて運ぶだけで簡単に引っ越しできるでしょう。
100種類以上の家具家電のレンタルオプションの中からおしゃれな家具家電を選ぶことも可能なので、自分が試してみたいものを選べます。
内見は360°パノラマカメラ
入居前に部屋の内見はできませんが、360°パノラマカメラで室内を確認できる部屋も多数あります。 申し込みはWebで完結できるので、今すぐに入居準備を進められるので、気になる物件を探してみてはいかがでしょうか。